梅艶芳 mui music show

2001129

香港會議展覧中心新翼Grand Hall

 

 会場は去年32日のレスリーライブコンサートとは違って一回り小さいホールで、客席4千位が…

チケット入手に超困難を極めたが、この会場じゃあ、さもありなん。チケットを手に出来た自分の幸運に感謝。

 座席はYD行22位、真中より後方ステージに向かって右手より…通路側の席だったので、ステージまですっきり見えてまあまあだな、と着席。

 8時を20分ほど過ぎて会場の明かりが少し落ち、打ち込み系のアップテンポの曲が流れてコンサートのムードを盛り上げる。いい曲で、思わず身体が動いてしまうのだわ、よ〜しのるぞ〜ってね。すでにレスリーが出ないのは判っていたので元を取って帰るぞ〜っと集中、集中! 照明が落ちてステージ左右のスクリーンに阿梅への明星達のビデオコメントが流れ、いよいよ開始!

 ムーディなラテン風イントロが流れ上手よりアニタ登場。「んん?!」いきなり「欲望の翼」の曲よ〜!! 初めて聞いた生アニタの歌がこれ! 好感動!! やっぱりアニタの方がうまい、これはもう仕方ないね、このアンニュイなムードはアニタの魅力を最大限に引き出している。

 ステージのアニタは髪をアップに結い上げリーゼント風の作り、これが時間と共にバラバラと乱れていくのがまたセクシー。衣装は何だかわかんないけど上半身に毛皮を巻きつけていて、やっぱりマタギか?! ジーンズは鳥の羽根…ジーンズの足に鳥が何羽かはばたいているって感じでかっこよかった。

細いね〜かっこいいね〜、そして80年代のアイドルのステージソング! 見ていて誰かのポーズや、歌いながらの振り付けがそっくり! 80年代の男女のトップスターなのよね、レスリー&アニタは! その二人が今まだこうしてコンサートを開けばちゃんと大成功するだけの人気実力を持っているって、本当に嬉しいことだね!!

 前半はアニタ一人でヒット曲を歌っていく。声をいいし歌もうまい。本物の歌手ここにありって感じで聴き入る、見入る。途中かでステージ下から誰かがアニタにプレゼントを渡す、これがブレスレットでステージ下からアニタの手首に付けてあげている、皆がその動きに気をとられている間に後ろから花束を抱えたアンディーをジャッキーがしのびより、びっくりしたアニタに花束を渡す。我々もいきないのアンディーとジャッキーにびっくり。ブレスレットのプレゼントは演出だったみたいね、なかなか上手い場面転換だった。さあ、ここからゲスト達とアニタのお祭りの始まり。

 ゲストは、劉徳華、張学友、許志安、ケリーちゃん、蘇永康、黄耀明。全員が一斉にステージに上がり、小さなテーブルと椅子が出てきて各々お水のボトルなどをテーブルに置きながら、パーティに集まってきたお客の雰囲気。仕切り役はもちろんアンディー! 盛り上げ役もかねて、実にいい兄ちゃんぶり! それぞれアニタと1曲づつデュエットするのだけど、はじめに曲のイントロが流れ、さあこの曲を歌う人は誰? といった具合に一人づつアニタのところに出て行っては歌う。

 まず1曲目がいきなり「縁イ分」…お〜っ! 誰が歌うのかと思ったら、アンディーと誰だったか…確かアンソニーウォンだったか男二人が肩組みながら歌いだし、会場大爆笑、え〜っ! と思ったらちゃんとウイリアムソーとアニタがデュエットを始めた。これってレスリーをおちょくっているのか? 笑いながらも一瞬、マジになりそうだった〜! しかしウイリアムソーうまかった!! (レスリーより上手くて悔しい…とは後でのファン達の声…汗;)

 続いて86年のいわゆる軍コン(ごめん、私の中でレスリーの85年コンサートは、軍服衣装が多いので、軍コンと呼んでいます)でレスリーとアニタがデュエットした、「將冰山○開」をオリジナルのアニタとホイ君がデュエット。これはも〜絶品! 二人の声の心地よい掛け合いに鳥肌が立つ思いだった。これを聞けただけでも来た価値があったというものだ。

 かわいこちゃんのケリーとは日本の歌のカバー「夢伴」を一緒に歌う。しかしケリー好緊張!! アニタにぴったり寄り添われて、もうなす術もなく素でうろたえていた…ま、これも可愛かったけど。

 アンソニーウォンは難しい歌をデュエット、さすが本物のミュージシャンぶりを発揮、上手かったしいい曲だったな〜!

 そして、ジャッキー登場に場内超熱狂! さすがに上手い! 他の歌手達はアニタと並ぶとみんな弟子の坊や違って雰囲気で、かわいい感じになってしまうのに、ジャッキーだけはアニタと対等の位置に立って上手い歌手を印象づけた。今の香港を代表する歌手の一番手であることは間違いないでしょう。

 デュエットの最後はアンディー。ずっとアニタのお世話をやっていて、毛皮のもこもこを脱ぐのを手伝ったり、会場をあおったり、ちょこまかと動き回っていたが本当にいいやつだあ! 歌は誰かが

「小林足球」の主題歌って言っていたけれど、私には分からなかった。でも、元気曲でアンディーらし

かった。

 そうこうするうちにグラスホッパーが出てきて、これまたレスリーの軍コンのゲストでアニタと出た

時の歌を皆で歌いながら、メドレーで他の曲に移っていく・・・楽しかったね〜もう全員で大合唱!何故か私も歌えて開心!グラスホッパーの一人が足を怪我していて車椅子だったのがちょっと残念、3人の

くねくね踊り見たかったな。しかし大盛上がりでもちろん客席総立ち!香港ものってくると立つようになったわね。

しかしフラットな床にずら〜っと椅子を並べただけの会場だから立たなきゃ見えやしない・・・しかもぞろぞろ前へ前へと歩いていくし・・・

香港の観客のマナーの悪さはやっぱりぴかいち、普段からコンサート中にトイレとか出歩くから、さりげなさげに「ちょっと前に用があるの〜」てな感じで歩いていく・・・見えないんだって!!通路を人が埋めちゃ、見えないんだってーの!!しばらくすると係員が排除して前からおし押し戻してくれるんだけど、またほとぼりがさめたころに気配を消しながらゾンビの様にぞろぞろ歩き始める・・・んも〜!

しかしレスリーが出たら私ら走ってたかもね、ま、人のことは言うまい。

 大盛り上がりの大合唱が終わると、一斉にステージから去っていくアニタ&軍団、「バイバ〜イ!」って、ええっ?衣装替えかな、と思って待っているとしばらくしてまたアニタ登場!今度は同じジーンズだけど、黒のジャケット風シャツに金のバックルの飾りがかなりハードな男前のイメージ、か〜っこ

いい〜!!歌うは打ち込み系でちょっとゴシック系、すると隣の友達が「これ、レスリーとのデュエット曲よ!」という、えっ、これが?!更に、「そういえば始まる前にこの曲がんがん流れていなかったっけ?!」うわーそうよそうよ流れてた!というわけで、アニタはレスリーとのデュエット曲「芳華絶代」を、レスリーのパートはテープで流して一人で歌い、ありがとう〜!とステージを降りていきました。

えっ?終わり?みじかっ!1時間40分あったか・・・てなコンサート、まっいいか〜楽しかったしね。

コンサートが終わるなりまたしてもレスリーとのデュエット曲ががんがん流れ始めて、レスリーファンはしみじみその歌に聞きほれながら会場を後にしたのでありました。

 

付記:このデュエット曲「芳華絶代」は機械で声を変えているので、どっちがアニタかレスリーかほとんど分からない状態、歌い方の癖で、あ、レスリーとかろうじて分かるのだけど、それも全然レスリーの声に聞こえなくて、こんなにいじっちゃったらレスリーのあのハスキーな声の良さが失われてしまう・・・ちょっと残念かもです。              Y榮